負の感情の手放し方で最も簡単な方法は、物を捨てることです。
負の感情を手放せない人の多くは、自分の周りに様々なものを集めていたり、囲まれていたりします。
そのモノには、あなたの負の感情が詰まっているのです。
それをすべて捨て去ることで、負の感情を手放すことに繋がります。
そのまま捨てるのはもったいないという人は、メルカリとかリサイクルショップなどで換金すればいいでしょう。しかし、感情のこもりすぎたものというのは、売れません。
その場合は、捨ててください。
なぜ、物を捨てると負の感情を手放すことに通じるのかというと、それは、物を通してあなたの執着が具現化しているからなのです。執着を捨てることで、新しい考えや価値観を得ることも出来るのですが、執着がある限り、そこへは至れません。
全部は無理でも、使っていないものなどは、すぐに処分すべきです。使っていない期間は1年以上です。
衣替えなどで半年ごとに服を入れ替えすることもあるので、半年とはしませんでした。
ただ、まるっと1年以上使っていなものは、この先も使うことはありません。
そして、必要になるときには新しくてより良いものが出ているため、やはり使うことはなくなってしまうのです。
使うかもしれないと取っておくことをしないことが大事です。
しかし、この簡単なことが、なかなか出来ないのが人間です。
逆に整理整頓を習慣化できれば、物を簡単に捨てることもでき、そして新しいものや情報が入ってきやすくなります。
執着は、負の感情と密接に関わっています。
執着を持つことは、心が何かに囚われている状態であり、その状態が続くと怒りや悲しみが生まれやすくなってしまうのです。
執着の心境は、「なぜ、自分ばかりが!?」とか、「どうして、あの人は!」など怒りや悲しみとなってしか現れません。そうした心境を生み出しているのも自分なのです。
人の心は、自分を取り巻く環境に左右されます。人は、何気なくいていても常に何を見聞きし、5感で何かを感じ取っています。しかし、それらすべてが意識に入ってくると、その情報が処理できないため、自分の見たいものや聞きたいことにのみ意識を向けることが出来るのです。
しかし、潜在意識はすべてを知っています。取り巻く環境の情報をすべて潜在意識は見ているのです。
だから、無意識にそして確実に自分へ影響が与えられているのです。
自分がプリウスに乗ると、プリウスに乗っている人が異常に多いことに気づくと言いますが、意識すると一気に見えてくるものがあります。しかし、それまでもプリウスに乗っている人は多かったに違いありません。
意識したから、気づけたのですが、意識しなければ見えていなかったことになります。
錯覚というのは、自分の意識の外から急に入ってきたり、見えていたものが急に意識の外にいってしまったときに起こるものです。見えていたものが急に見えなくなったり、いきなり目に入ってきたり。
しかし、意識せずとも潜在意識は常に知っています。そして全て見ているのです。
だから、自分の周りを整理することが、自分の心に影響を与える結果になるのです。
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